日々成長

様々な成長を描く日々のアウトプット

JNISA_貯蓄大国日本。投資教育も遅れ、JNISA需要は拡がりを見せるのだろうか❓

私の勤め先はとある邦銀。

今年より制度が開始するJNISA。

親権者ないしは運用管理人(親権者でなければ祖父母が通常)が管理する未成年の運用非課税口座。

私も1月に娘が誕生し早速JNISA開設の手続きを行った。

実際の投資運用は4月以降開始となる。

私は、娘の出産祝い、今後のお祝い金、お年玉の一部、毎月の積立金等を是非JNISAで運用したいと考えている。

娘がお金の大切さを理解できる年齢になれば(早ければ早いほど嬉しいが)、娘自身が投資に興味を持ち運用してもらいたい。いや、投資に興味を持つというよりかは、お金の働きについて知ってもらいたい。

日本は貯蓄大国と言われ続けている。このままでは経済は循環しない。マイナス金利の導入により、ようやく投資の必要性を実感し始めた国民が増加したものの、高齢者を中心に貯蓄大国である現状は変わらない。

そこで政府が考えたのが、お金の「世代交代」。昨年の相続税改正に伴い、相続税負担が発生する世帯が増加したのである。これまで相続税と無縁だった世帯が相続税負担軽減対策を考えなければならない時代がやってきたのである。

もちろん、納税は国民の義務の一つ。中には、相続税は納めて当然。納付した税金が有効活用されるよう願う。という方もいる。

しかし大半はどんな使われ方をされているかわからない国に税金を納めるくらいなら、子供、孫へと資産を遺し、有効活用してもらいたいと考える方のほうが多いように思う。

そのため相続税負担軽減対策として、生前贈与、暦年贈与を実施する世帯が急増しているのである。

ただし、この行動は貯蓄大国日本を打開する一歩にも繋がると政府は考えている。相続税の納付額は減少するものの、次世代(資産形成層)に移った資産が投資に回ることは歓迎すべきことでもある。経済が循環するのだ。少なくともこれまでよりは。

その受け皿としてJNISAを利用してもらいたいのである。未成年の子供、孫への贈与資金はすぐに使えないよう、JNISAで長期運用し、成人したら(お金が必要になる年齢になったら)売却し、自分のために有効活用するのはいかがでしょうか❓という政府の提案である。

実際、JNISA開設を希望される方は、私のように娘のための積立貯蓄の一環としてJNISAを活用するのではなく、贈与資金の受け皿として開設される方が大半である。なぜわざわざ受け皿に投資を❓と感じる方もいるかと思うが、それはまた別の長いお話になるので次回とする。

最後に、バンカーとしては、ぜひ投資目的でJNISAを開設される方が増えるのを望んでいる。子供たちにもお金が世の中で働く姿を見せてあげたい。