予防接種_ヒブ①・肺炎球菌①・B型肝炎①・ロタ①の4種類を同時接種。注射3本、経口生ワクチン1本。
娘もこの世に生を受け早2ヶ月。
この世に生を受けたからには、人生に立ちはだかる壁もある。
そんな大袈裟な表現は如何なものかと思うが、先日、立ちはだかる壁を少しでも減らすために、予防接種を受けてきた。
この後も複数回続く。
その中でも『ヒブワクチン』、『肺炎球菌ワクチン』に触れたい。
何故なら、この二つのワクチンで防げる病気、『髄膜炎』は私が御歳5歳の時に感染したからだ。
髄膜炎とは、髄膜(脳および脊髄を覆う保護膜)に炎症が生じた状態。最もよくみられる髄膜炎の症状は頭痛、項部硬直であり、発熱や錯乱、変性意識状態、嘔吐、光を嫌がる(羞明)、騒音に耐えられなくなる(音恐怖)などといった症状を伴う。(Wikipedia引用)
髄膜炎の中にも細菌性、ウイルス性、真菌性、寄生虫性、非感染性と様々あるようだが、私が感染したのはウイルス性髄膜炎、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)ウイルスに起因するものであった。
今でも覚えている。ある意味覚えているので安心なのかもしれない。
40度近い高熱、激しい頭痛、止まらない嘔吐。
当時は田舎に住んでいたこともあり、近所の病院ではおたふく風邪との診断。
数日経過しても症状は良くならず、別の病院へ。
症状を伝えたところ、髄膜炎の可能性あり。大きな市立病院で診察を受けることに。
髄膜炎の検査は脊髄注射で髄液を採取。
当時5歳の私は「背中のお注射だよ。」とだけ聞かされていた。
私は注射では泣いたことがなかったため、特段嫌がることなく診察台へ。
診察台へ上がった私を複数の看護師さんが押さえつけていたのを覚えている。
「そんなに痛いの❓」と遅ればせながらドキドキしていたのを記憶している。
今は局部麻酔をするらしいが当時は麻酔なし。
背中に強い衝撃が…
あっという間の出来事と記憶しているが、腰のところから、第3、第4腰椎の間に針を刺し入れ、硬膜とくも膜を通してくも膜下腔に届かせ、その中にある髄液を採取していたようだ。よくわからんが。
私は泣かなかった。やたらと看護師さんに褒められたのを覚えている。
検査結果は髄膜炎。人生初めての入院生活でした。
幼稚園の園長と担任がお見舞いに来たこと、母が買ってきてくれるタイ焼きが美味しかったことなど、5歳当時の記憶の中では一番鮮明に覚えている。
その後症状も治まり無事退院となったが、退院時に母親はお医者さんより衝撃の事実を伝えられることとなる。
「あと1日、診断が遅れていたら、脳炎を引き起こしていましたよ。」と。
詳しいことはわかりませんが、髄液を採取している間の液圧❓がかなり高かったとか。
大人になった今、Wikipediaで調べ恐ろしい病気ということがわかりました。
これほど恐ろしい病気の予防になるのであれば、接種しないわけにいきません。
予防接種の注射を我慢すれば、様々な立ちはだかる壁を排除することができるのだから。
娘よ、注射は我慢。泣いても良いから、しっかり予防しよう。
親になり、娘の体調一つ一つが気になり、心配になることも。
ちょっとウ◯チが出ないだけで便秘かしら❓と。
今のところ健康ではあるが、この先、立ちはだかる壁に激突しそうな時は、親としてしっかり支えてあげなければと強い責任を感じる。
私の両親も当時はさぞかし心配だっただろうなぁ。